シャックルやフックの選定時に張力増加を考慮しなくてはいけませんか?
荷に連結するシャックルやフックも、ワイヤロープ同様に張力増加を考慮して選定してください。
仮に20tonの荷を2本吊り(ワイヤロープの開き角度:60°)で玉掛け作業をするとしましょう。
20ton/2で使用荷重10tonのシャックルを選定するあなたは選定に誤りがあります。
ワイヤロープの開き角度が60°の場合、張力増加係数は「1.16」で、20ton×1.16/2=11.6ton以上の使用荷重のシャックルを選定する必要があります。
シャックルやフックに張力増加を考慮せず、玉掛け作業をおこなうと、変形や破断する危険があります。
必ず、玉掛け用具は張力増加を考慮して選定してください。