ワイヤロープの1本吊りはどうして危険なのですか?
ワイヤロープのヨリが回転し、吊り荷が不安定になり落下する危険があります。また、回転によって玉掛け用ワイヤロープのよりが戻って強度が低下する危険もあります。
ワイヤロープのヨリが回転し、吊り荷が不安定になり落下する危険があります。また、回転によって玉掛け用ワイヤロープのよりが戻って強度が低下する危険もあります。
4 本4 点吊りの荷を玉掛けワイヤロープで吊り上げる際、
4 本のワイヤロープに均等に張力がかからない場合が多いのです。
つまり、実質3 本のワイヤロープに負荷がかかっている事になるため、
安全を考えて3 本分で計算する必要があります。
荷を中心を正確に見極めて、
4 本のワイヤロープにかかる張力が均等になることが間違いなければ、
4 本分の安全荷重で問題ないのですが、なかなか難しいことです。
よって、”基本、4 本でも3 本分で計算”としているわけです。
ワイヤーロープを構成するストランド6 本を3 本ずつに分け、アイ( 輪) の部分でよりあわせる前処理法です。どのアイスプライス法を行う場合も、フレミッシュ加工をしておけば、丈夫で抜けにくくになります。
アイスプライス加工とは、ストランドをワイヤロープの間に差し込んでアイを作る加工方法です。玉掛け索の加工方法(差し込み回数)は、クレーン等安全衛生 規則第219条によって規定されています。
ロープ加工技能士という資格が必要です。国家検定の1級と2級があります。「アイスプライスの編み込みを行う場合には、十分な技能及び経験を有する者に行わせることが必要である」とクレーン等安全衛生規則第219条及び労働安全衛生規則第475条によって規定されています。