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ワイヤロープ(アイスプライス加工)は一本吊り厳禁です。

ワイヤロープ(アイスプライス加工)は素線を撚り合わせて作られています。
ロープに荷重が掛かると、撚りが戻ろうとする力が働き、撚り方向と逆に回転します。
その際、編み込み部が抜ける危険性があります。また撚りが戻った際は
強度低下を起こしますので、ワイヤロープのアイスプライス加工品は一本吊りが禁止されています。

ワイヤロープ(ロック加工)、ベルトスリング、チェーンスリングでの
一本吊りは禁止ではないですが、吊り荷が安定しない状態の一本吊り玉掛け作業は非常に危険です。

したがって、いかなる玉掛け用具の使用であっても安全を考慮して、二本吊り以上での玉掛け作業をお勧めします。


分(ぶ)とは建設現場などで頻繁に使われている単位です。
この単位は「尺貫法」と言い、昔は主に大工さんが使っていたので、
現在も建設現場でよく耳にします。

尺貫法には、尺、寸、分などの単位があります。
尺貫法をメートル法のミリ単位に換算すると、

1尺=303mm
1寸=1尺の1/10=30.3mm
1分=1寸の1/10=約3mm
となります。

分かりやすく言うと、
分(ぶ)×3=〇○mmになります。

よって、3分のワイヤロープとは
3分×3=9mmのワイヤロープになります。

※「4分」の場合は=12mmになります。


玉掛け作業に関する法令では、その日の作業前に点検をするように義務付けられています。
【参考】
クレーン等安全規則(省)第220条 事業者は、クレーン、移動式クレーン又はデリツクの玉掛用具であるワイヤロープ、つりチエーン、繊維ロープ、繊維ベルト又はフツク、シヤツクル、リング等の金具(以下この条において「ワイヤロープ等」という。)を用いて玉掛けの作業を行なうときは、その日の作業を開始する前に当該ワイヤロープ等の異常の有無について点検を行なわなければならない。 2 事業者は、前項の点検を行なつた場合において、異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない。


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