[7回目]代表的な玉掛け用具(スリング編)
やぁ!ちゃんと予習・復習してきたかい?
天才の私にそんな事は必要ないわ!
この子のペースに乗せられてはいけない。
では、玉掛け用具の選定について解説するね。
玉掛け用具はたくさん種類があるから、まず一般的に「スリング」と呼ばれる玉掛け用具について紹介するよ!
代表的な「スリング」の紹介
スリングとは…?
玉掛け用具で一般的に「スリング」と呼ぶものは、
ワイヤロープ、繊維スリング、チェーンスリングなどを指しているよ。
といっても、それぞれ全く違うスリングたちだから、それぞれの特徴を理解して
どのように使い分ければよいのか考えてみよう。
(1) ワイヤロープ(玉掛けワイヤロープ)
日本でよく使われているポピュラーなスリング。加工がしやすく様々な種類が存在している。
取り扱いによっては、形くずれ(キンク)をおこす可能性があるので注意が必要である。
(2) 繊維スリング(ベルトスリング)
高強度の繊維で作られたスリング。本体が軽く、柔らかいため扱いやすく、荷を傷つけず、頻繁に掛け外しする場合に向いている。熱には弱く、鋭利な(角ばった)荷に掛ける場合は、保護具を併用して使用する。
(3)チェーンスリング(吊りチェーン)
のスリングに比べ、耐熱性・磨耗に強く、形崩れの心配がない。
本体の重量が比較的重たいため、継続した玉掛け作業に向いている。
で?私の場合どれがおススメなのよ?
たまちゃんのために選ぶんじゃなくて!
玉掛け作業に合ったスリングを選ぶの!!
仕方ないから、たまちゃんのために解りやすく一覧にしてあげるよ。
あら~♪この表解りやすいじゃない!
私のように、繊細な乙女の場合♪本体が軽くて取り扱いしやすい「繊維スリング」がピッタリね!
たしかに…。
軽い繊維スリングは作業の効率があがる、という理由で玉掛け用具を選ぶ事もある!
たまちゃんが繊細な乙女のわけないじゃん!
それじゃ、繊維スリングを扱う場合、注意することはなんでしょうか!?
はい!
繊維のスリングだから、鋭利な(角ばった)荷に掛ける場合はしっかり守って(保護して)あげること!
繊細な私と同じね♪
正解!
適切なスリングを選んでも、正しい使用法を守らないと危険だからね。安全に作業ができるようにスリングの特徴や使用方法も覚えておこうね!
スリングの繊細なところじゃなくて…力持ちでたくましいところが、たまちゃんにソックリだよ。