[8回目]代表的な玉掛け用具(連結金具編)
スリング編に続いて、連結金具(吊り金具)のについて紹介するね。
ふふっ♪私にふさわしい連結金具はみつかるかしら?
…どうせアレにきまってるよ。
代表的な「連結金具(吊り金具)」の紹介
連結金具(吊り金具)とは?
一般的に「連結金具(吊り金具)」と呼ばれるものは、玉掛け用具と荷を連結したり、玉掛け用具同士の連結に用いる鋼鉄製の玉掛け用具の事を指しているよ。
(1)シャックル
あらゆる玉掛け用具と荷を連結する万能吊り金具。U字形の本体に玉掛け用具を通し、ボルトを差し込んで固定する。取り付け頻度によって、ねじ込みタイプとボルトナット止めタイプから選定する。
安全ポイント
・シャックルの上下の向きに注意。(動索側にボルト部分をつなげない。)
※シャックルの解説参照
(2)フック
玉掛け用具や吊り荷に引っ掛けて連結する金具。頻繁に掛け外しする作業に使われる事が多い。
安全ポイント
・安全のため、はずれ止め金具付の重量フックを使用すること。
・ワイヤロープ立ちによる「はずれ現象」に注意する。※参照フックの解説ページ
(3)リング
シンプルな形で様々な用途に使われる連結金具。複数のスリング(玉掛け用具)をまとめて取り付け、クレーンのフックに直接掛けることができる。円形と楕円形がある。
安全ポイント
・クレーンフックの厚みとリングの内幅を確認して、クレーンフックに緩衝せず掛けられるリングを選定すること。
(4)クランプ
荷の重さを利用して、挟みつけて吊りあげる吊り金具。引っ掛ける箇所がない荷を吊り上げる際に使われる。
安全ポイント
・縦吊り用と横吊り用があるので荷の形状によって選定する。
(5)アイボルト
頭部がアイ状の吊りボルト。荷にボルト部分をねじ込み、アイにワイヤ-ロープなどを通して吊り上げる。
安全ポイント
・横吊りはできない。縦の方向に荷重がかかるように使用すること。
(6)ハッカー(ヤーク)
1本または2本の爪を備え、爪を荷の水平面に引っ掛けて吊り上げる。鋼板の吊り上げによく使われる。
安全ポイント
・1個吊りや3個吊りなど、奇数で使用しないこと。
・片爪だけで使用しない。奥まで差し込むこと。
これよっ!重量フック!!
繊細な乙女の私が、掛けたり外したりが簡単にできる「重量フック」がぴったりだわっ♪
確かに!面倒くさがりやのたまちゃんにピッタリだねっ!髪型も一緒だしっ!!
もうっ!ヤケクソっ(涙)
あら?オーティー!ヤケクソになっちゃ駄目よ。ちゃんと解説しなきゃ♪
もういやだーー!(涙)
ここに紹介している以外にも連結金具(吊り金具)もまだまだ存在しているよ。連結金具(吊り金具)も1つ1つ、使用荷重と使用方法が決まっているから、使用前にはきちんと確認しておこうね!