[13回目]クレーンの種類
かっこよかったわねぇー。クレーンの運転手に合図をおくる玉掛け作業者♪♪
まだ浮かれてるし。よし、このテンションに便乗して次進もうっと。
たまちゃん、玉掛け作業者はね、合図だけじゃなくてクレーンの基礎知識も必要なんだよ!
え?クレーンは…あのクレーン??
現場によって様々なクレーンが活躍しているんだよ!では、玉掛け作業と切っても切れない存在「クレーン」ついて解説していくよ!
たまちゃん、あらためて聞くけど「クレーン」ってどんなものか説明してみて。
フックがぶら下がって、そこに重たい荷物を掛けて、軽々持ち上げてくれる機械のことでしょ?
間違ってはないんだけどね…
僕たちが“クレーン”と呼んでいるものは、大きく「クレーン」「移動式クレーン」「デリック(及び揚貨装置)」にわけられるんだ。
(1)クレーン
クレーンとは、荷を動力を用いて吊り上げ、これを水平に運搬することを目的とした機械装置である。ここには移動式クレーン、デリック(及び揚貨装置)は含まれない。
クレーンの分類
・天井クレーン
・ジブクレーン
・橋形クレーン
・アンローダー
・ケーブルクレーン
・テルハ
・スタッカークレーン
移動式クレーン
移動式クレーンとは、動力を用いて荷を吊り上げ、これを水平に運搬することを目的とした機械装置で、エンジンなどの原動機を内蔵し、かつ、不特定の場所に移動させることができる。
移動式クレーンの分類
・トラッククレーン
・ホイールクレーン
・クローラクレーン
・鉄道クレーン
・浮きクレーン(フローティングクレーン)
・その他-クレーン機能付車両系建設機械
(3)デリック(及び揚貨装置)
デリックとは、荷を動力を用いて吊り上げることを目的とした機械装置で、
マスト、またはブームを有し、原動機を別置きし、ワイヤロープにより操作されるされるもの。
揚貨装置とは、船舶に取り付け、船に荷を積んだり下ろしたり、船倉内の荷を移動させたりする作業をするための機械装置のことをいう。
(揚貨装置には、デリック形式、ジブクレーン形式及び橋形クレーン形式のものがある。)
クレーンと呼べないもの
・荷の吊り上げのみを動力で行い、水平動しない機械装置はクレーンに含まれない。
(だだし、水平移動を人力で行える場合は、クレーンに含まれる)
・荷の吊り上げを人力で吊り上げるものは含まれない。(手動式チェーンブロックなど。)
・荷の吊り上げを人力で行い、水平移動を動力で行った場合は、クレーンには含まれない。
クレーンの種類に入らないものがあるよ。間違わないように覚えてね!
・・・・・・。
え?たまちゃん、どうしたの?
・・・・・・。
たまちゃんには難しすぎたかな
クレーンも種類が多くて難しいけど、玉掛け作業とは切ってもきれないクレーンのことだから頑張って勉強しようね!